VPSを使いたいが、何を基準に選べばよいか分からない。
VPSの比較結果をもとに選び方を教えて欲しい。
VPSは、WordPressブログやWebサービスを運営する上で欠かせないものとなります。
一方、VPSを展開するサービスが数多くの種類があるため、目的や用途に応じて選択する必要があります。
今回は、VPSの特徴や料金に着目し、おすすめのVPSを紹介していきたいと思います。
ご自身の目的や用途に合わせたVPSを選択する際の参考にしていただければと思います。
おすすめのVPSの選び方!
- お試し期間があるものを選ぶ!
- ひと月の利用料金が安いものを選ぶ!
- サポート体制が整っているものを選ぶ!
VPSとは?
VPSとは、Virtual Private Networkの頭文字を取った略称で、仮想専用サーバと呼ばれています。
物理的なサーバを提供する「レンタルサーバ」や「ホスティング」に対して、仮想サーバを提供する「仮想専用サーバサービス」のこと。
複数のユーザ(契約者)で利用する共用サーバである点は「ホスティング」と同様であるが、仮想化技術により専用サーバ用に独立した環境とroot権限が提供される点が異なる。
物理的な専用サーバを提供するサービスと比較して、提供される機能は同等ながら共用サーバ並の低価格で提供される点がメリットとなる。
https://it-trend.jp/words/vps
VPSは、以下のようなイメージで、複数の物理サーバを共有しますが、仮想化技術によりそれぞれ独立した専用サーバとして利用することができます。
また、必要な分だけ計算機資源を割り当てる構成となっているため、自由度が高いサーバを低コストで運用できる点が特徴となります。
VPSを選ぶ際の考え方
まず、数多くのVPSの中から、自分に合ったVPSを選ぶ際の考え方について説明します。
ここに示した考え方を参考にすることで、注目すべきポイントや自分に合ったプランを選択できるようになります。
VPSを選ぶ際の考え方として、譲れないポイントを挙げ、優先度付ける、という方法があります。具体的には、以下のようなポイントが挙げられます。
譲れないポイント
- 初めて利用するため、一定期間は無料で利用できる方が良い
→お試し利用が可能なサービスを選択 - 月々の利用料金を抑えたいため、なるべく安い方が良い
→月々の利用料金や契約期間の縛りをもとにサービスを選択 - 将来的に扱うデータが増える見込み・アクセスも増える見込みであるため、スケールできる方が良い
→スケールアップ可能・回線速度の速いサービスを選択 - サーバに保存したデータは消えて欲しくないため、データに対するサポートがある方が良い
→バックアップ機能があるサービスを選択 - 分からなくなった際にすぐにフォローして欲しいため、アフターサービスが充実している方が良い
→電話・メール・チャットなどのサポートが充実しているサービスを選択
これらの中から、譲れないポイントの優先度付けを行い、そのポイントを基準にVPSを選択することで納得感のある結果が得られます。
VPS比較表
VPSサービス名 | 初期費用 | 月額料金 | お試し期間 | 最低利用期間 | CPUコア数 | メモリ容量 | ディスク容量 | 回線速度 | スケールアップ | バックアップ機能 | サポート体制 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
無料~1,130円 | 783円~14,278円 | 10日間無料 | なし | 1コア~8コア | 0.5GB~16GB | SSD:30GB~200GB HDD:50GB~800GB | 200Mbps | 対応 | あり | メール | |
無料 | 682円~53,900円 | なし | 1時間 | 1コア~24コア | 512MB~64GB | 30GB~100GB (SSD) | 100Mbps | 対応 | あり | 電話・メール・チャット | |
無料 | 605円~53,680円 | 2週間無料 | 3ヶ月 | 2コア~12コア | 1GB~64GB | 70GB~1.8TB(SSD) | 100Mbps | 対応 | なし | 電話・メール | |
無料 | 643円~30,800円 | 14日間無料 | 3ヶ月 | 1コア~10コア | 512MB~32GB | 25GB~1600GB (SSD) | 100Mbps | 対応 | なし | 電話・メール |
VPS各社の特徴を表にまとめました。
先程示したポイントもとに、目的や用途に合ったVPSを選んでみてください。
選びきれない場合は、お試し期間があるもの・安いプランがあるものを利用してみて、必要に応じてスケールアップすることをおすすめします。
VPS各社の特徴・キャンペーン情報
以降では、VPS各社の特徴やキャンペーン情報を紹介します。
ABLENET VPS
特徴・料金
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 無料~1,130円 |
月額料金 | 783円~14,278円(税込) |
お試し期間 | 10日間無料 |
最低利用期間 | なし |
CPUコア数 | 1コア~8コア |
メモリ容量 | 0.5GB~16GB |
ディスク容量 | SSD:30GB~200GB HDD:50GB~800GB |
回線速度 | 200Mbps |
スケールアップ | 対応 |
バックアップ機能 | あり |
サポート | メール |
ABLENET VPSは、回線速度が200Mbpsとなっており、転送量も無制限となっているため、大容量のデータを扱いたい方におすすめです。
また、サーバリソースに余裕を持たせており、オーバーコミット(物理サーバの上限を超えた割り当て)は行っていないというのもあり、20年以上運営している中で、これまで大きなトラブルが起きたことが一度もない点も魅力の一つです。
一方、価格面では他社のサービスと比較して少し高めとなっているため、ランニングコストが少し高くなる傾向があります。この点に関しては、半年払いや年払いを選択することでコストを抑えられます。
年払いにすれば、554円/月~12,947円/月で利用できますよ!(金額はプランにより異なります)
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ConoHa VPS
特徴・料金
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 682円~53,900円(税込) |
お試し期間 | なし |
最低利用期間 | 1時間 |
CPUコア数 | 1コア~24コア |
メモリ容量 | 512MB~64GB |
ディスク容量 | 30GB~100GB(SSD) |
回線速度 | 100Mbps |
スケールアップ | 対応 |
バックアップ機能 | あり |
サポート | 電話・メール・チャット |
ConoHa VPSは、テンプレートが豊富なため、使いやすさ重視の初心者の方におすすめのVPSとなります。
また、1時間ごとの従量課金制かつ月額料金に上限があるため、月ごとの利用時間に幅がある場合、長期的にみてランニングコストを抑えられます。
一方、お試し期間がないため、全くコストをかけずに試したい、といった運用には向いていません。
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ミライサーバー
特徴・料金
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 605円~53,680円(税込) |
お試し期間 | 2週間無料 |
最低利用期間 | 3ヶ月 |
CPUコア数 | 2コア~12コア |
メモリ容量 | 1GB~64GB |
ディスク容量 | 70GB~1.8TB(SSD) |
回線速度 | 100Mbps |
スケールアップ | 対応 |
バックアップ機能 | あり |
サポート | 電話・メール |
ミライサーバーは、最安605円から利用でき、業界最高レベルのコストパフォーマンスを誇っており、高品質・低価格なVPSを利用したい方におすすめです。
また、全プランSSDが搭載されており、データの読み取り・書き込み速度が高速である点も魅力の一つです。
一方、最低利用期間が3ヶ月となっているため、他のサービスと比較するとトータルの初期コストが高くなる傾向があります。この点に関しては、2週間の無料期間を活用することで良し悪しを判断できると思います。迷ったときは、無料期間を有効活用してみてください。
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さくらのVPS
特徴・料金
項目 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額料金 | 643円~30,800円(税込) |
お試し期間 | 14日間無料 |
最低利用期間 | 3ヶ月 |
CPUコア数 | 1コア~10コア |
メモリ容量 | 512MB~32GB |
ディスク容量 | 25GB~1600GB(SSD) |
回線速度 | 100Mbps |
スケールアップ | 対応 |
バックアップ機能 | あり |
サポート | 電話・メール |
さくらのVPSは、データセンターに技術者が24時間365日常駐しているため、信頼性が求められる用途としてVPSを利用したい方におすすめです。
また、最安643円から利用できるコストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。
一方、最低利用期間が3ヶ月となっているため、他のサービスと比較するとトータルの初期コストが高くなる傾向があります。この点に関しては、14日間の無料期間を活用することで良し悪しを判断できると思います。迷ったときは、無料期間を有効活用してみてください。
キャンペーン情報
現在、開催されているキャンペーン情報はございませんでした。
まとめ
今回は、VPSについて、特徴や料金を比較しつつ、解説しました。
重要な点として、譲れないポイントの優先度付けを行い、そのポイントを基準にVPSを選択するということが挙げられます。
上記を念頭において、ご自身の目的や用途に合わせたVPSを選択する際の参考にしていただければと思います。