Raspberry Piを購入したため、初期設定の方法を教えて欲しい。
こんなお悩みを解決します。
今回は、購入したRaspberry PiにOSをインストールしていきます。
準備が必要なもの
Raspberry PiにOSをインストールする際に必要なものを記載します。Raspberry Piを購入する際に一式揃えた方は、すでに該当する商品があると思うので、読み飛ばしていただいて構わないです。
micro SDカード
Raspberry Piは、micro SDカードの内容を読み取って動作します。このため、OSのインストール先はmicro SDカードになります。
micro SDカードのサイズは、最低8GBあれば動作しますが、おすすめは、32GBです。Raspberry Pi 4では、64GBも利用できますが、32GBであればRaspberry Pi 3でも利用できるためです。
SDカードリーダー
micro SDカードにデータを書き込むために、カードリーダーが必要になります。micro SDカードが認識できるものを用意してください。
書き込みツール
道具は揃いましたが、データを書き込むツールがありません。ここでは、Windowsを例にツールの導入を行っていきます。
OSをSDカード書き込む際、私は「balenaEtcher」を利用しています。コチラからダウンロードできます。インストーラーでもPortableでもどちらでも良いですが、私はダウンロードしてすぐに利用できるPortable版を利用しています。
Raspberry Pi OSのダウンロード
コチラのサイトからOSをダウンロードできます。私は、Raspberry Pi 4 8GBを用いているので、64bit版のOSをダウンロードします。Raspberry Pi 3やRaspberry Pi 4 1GB or 2GBを利用している方は、32bit OSをダウンロードしてください。
私は、Lite版(GUIなし版)をインストールし、CUIで利用していきます。この点は利用者によって変わる部分ですので、自分の環境に合わせて調整してください。
OSイメージ名:2022-04-04-raspios-bullseye-arm64-lite.img.xz
Raspberry Pi OSのインストール
準備は整ったので、OSをmicro SDカードにインストールしていきたいと思います。
micro SDカードをカードリーダーに差し込む
micro SDカードをカードリーダーに差し込みます。私は手元にあるカードリーダーを用いていますが、書き込みができるものであれば、どれを利用しても良いです。
ツールを用いてOSイメージを書き込む
カードリーダーをPCに接続します。次に、「balenaEtcher」を起動します。
balenaEtcherを起動後、「Flash from file」を押下し、ダウンロードしたOSイメージを選択します。私の場合は「2022-04-04-raspios-bullseye-arm64-lite.img.xz」となります。
次に、ドライブを選択します。ここでは、すでに選択されていますが、意図通りのドライブが選択されていることを確認するため、「Change」を押下し、選択内容を確認します。問題が無ければ「Cancel」を押下します。
最後に「Flash」を押下し、OSイメージをmicro SDカードに書き込みます。書き込み中は、以下のように画面が変わり、最後に「Flash Complete!」が表示されれば書き込み完了です。
動作確認
最後に、OSが起動することを確認します。別途、用意してある。HDMIケーブルを用いてモニタに出力してみます。
ログイン画面(左側の画像)が表示されたので、usernameを入力します。ここでは、「user」としてみました。その後、パスワードの入力を促されるのでパスワードを設定し、しばらく待つと、ターミナル画面(右側の画像)が表示されました。
問題なくインストールされていることが確認できました。
まとめ
今回は、Raspberry Pi OSのインストールを行いました。無事、OSをインストールできたため、次回は、初期設定をしていきたいと思います。毎回、HDMIを接続しモニタに映し出すのは不便ですので...
本日、取り上げた商品は以下になります。