【解説】NFTとは？特徴・活用事例・始め方をわかりやすく解説！

悩んでいる人

NFTについて知りたい。

また、NFTの活用事例やNFTの始め方を解説して欲しい。

こんなお悩みを解決します。

巷に溢れているデジタルデータは、劣化することなく複製できることが知られています。

この性質を利用して、一昔前は、記念撮影した写真をUSBなどにコピーして友達同士で共有していた人もいると思います。

近頃、劣化することなく複製できるデジタルデータに対して、トークンを発行し、そのトークンに対する所有権を証明できることが話題になっています。

今回は、上記に関連するNFTの概要・特徴・活用事例・始め方について解説します。

本記事では、初心者にもわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

NFTとは？

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能なトークンを意味します。

このトークン自体はデジタルデータであり、仮想通貨でも利用されているブロックチェーン技術を用いて管理されます。

ブロックチェーン技術を用いてデータを管理することで、管理されているデータの偽造や改ざんが極めて困難になるため、事実上、唯一のデジタルデータとなります。

NFTの特徴と活用事例

先程の説明では、デジタルデータであるトークンに非代替性を持たせただけで、それによる利点があまりイメージできないと思います。

ここでは、具体的なイメージを持ってもらうため、NFTの特徴と活用事例を紹介します。

NFTの特徴

NFTの特徴として、以下の3点が挙げられます。

デジタルコンテンツと紐づけて利用することで、唯一つのコンテンツであることが証明可能
誰でも作成や取引が可能
二次流通時に、トークン発行者に利益の一部が還元される

唯一つのコンテンツであることが証明可能

デジタルデータは、複製が容易である代わりに、コピー元のデータとコピー先のデータの区別をつけることができません。

一方、NFTを用いることで、デジタルデータの識別ができるようになります。

これの特性を利用することで、自分が所有しているデジタルコンテンツが唯一のコンテンツであることが証明できます。

誰でも作成や取引が可能

後ほど紹介するOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスを利用することで、誰でもNFTを付与したデジタルコンテンツを作成することが可能です。

また、NFTマーケットプレイスを利用することで、ブロックチェーン技術に関する知識がない人でも取引が可能となります。

二次流通時に、トークン発行者に利益の一部が還元される

NFTを付与したデジタルコンテンツは、取引可能なため、あなたが作成したデジタルコンテンツをNFTマーケットプレイスで購入した人が別の人に販売することも可能です。

この二次流通時に、作者であるあなたに利益の一部を還元する仕組みが備わっています。

この仕組みを利用することで、長期的に利益を得られることになります。

NFTの活用事例

NFTが活用されている代表的な事例として、NFTアートがあります。

ここでは、NFTアートの解説と具体的な事例を紹介したいと思います。

NFTアート

NFTアートは、先程説明したNFTとデジタルアートを組み合わせたものとなります。

デジタルアートに唯一性を付与できるため、実際の絵画と同じように高額で取引されることもあります。

以降では、有名なNFTアートを紹介します。

Everydays:The First 5000 Days

これは、デジタルアーティスト・Beeple（本名：マイク・ヴィンケルマン）のNFTアート作品となります。

コチラの作品は、オンラインオークションで約75億円という金額で落札されています。

CryptoPunks

CryptoPunks（クリプトパンクス）は、\(24 \times 24\)サイズのドット絵のNFTアートです。

シンプルなデザインで構成されたアートですが、全部で10,000点しかなく、その希少性から数千万円の価格で売買されています。

NFTの始め方

ここでは、NFTの始め方として、NFTの購入方法とNFTアートの出品方法について解説します。

NFTの購入方法

以下の6StepでNFTを購入することが可能です。

仮想通貨取引所で口座を開設する。
ウォレットを作成する。
仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する。
購入した仮想通貨をウォレットに送金する。
マーケットプレイスに登録する。
マーケットプレイスでNFTを購入する。

仮想通貨取引所で口座開設

NFTを購入するには、仮想通貨が必要となるため、仮想通貨取引所で口座開設が必要になります。

おすすめの仮想通貨取引所は、過去の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

ウォレット作成

NFT購入後は、NFTを管理する必要があります。このNFTを管理するために利用するものがウォレットとなります。

NFTは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるものが多いため、ウォレットとしては「MetaMask（メタマスク）」を利用する場合が多いです。

仮想通貨の購入

取引を行う為に、仮想通貨取引所で仮想通貨を購入します。

先程も述べましたが、NFTはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されるものが多いため、イーサリアム（ETH）を購入しておくことをおススメします。

仮想通貨をウォレットに送金

先程作成したウォレットに仮想通貨を送金します。

送金先を間違えると仮想通貨を失う可能性もあるため、少額で確認した上で、必要な金額を送金した方が良いです。

マーケットプレイスに登録

NFTを購入するために、マーケットプレイスに登録を行います。

有名なところとしては、OpenSeaがあり、こちらのマーケットプレイスでは、MetaMaskへの接続でログイン可能となっています。

ただし、OpenSeaは海外サイトであるため、海外サイトの利用に不安がある方は、Coincheckなど、国内のマーケットプレイスの利用をおススメします。

マーケットプレイスでNFTを購入

上記の手続きが一通り完了したら、気になるNFTを検索し、購入してみてください。

NFTアートの出品方法

NFTアートの出品方法を解説します。

ここでは、以下の3点が完了している前提で解説します。

仮想通貨取引所での口座開設
ウォレットの作成
マーケットプレイスの登録

以下の4Stepにより、NFTアートを出品できます。

デジタルアートを作成する。
仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する。
購入した仮想通貨をウォレットに送金する。
マーケットプレイスにデジタルアートをアップロードし、出品手続きを行う。

デジタルアートの作成

まずは、販売するデジタルアートを用意する必要があります。

ご自身の好きなアートを作成してください。

作成方法は、ペンタブ等を利用してアートを描く、通常のデジタルアートと同じ方法となります。

仮想通貨の購入

NFTアートを出品する際は、ガス代と呼ばれる手数料がかかります。

ブロックチェーンの仕組み上、新たに取引記録をブロックとして記録する際に、膨大な電力を消費しながらマイニングが行われます。

この手間賃が手数料として徴収されます。

ガス代：ブロックチェーン上で取引履歴を記録する際に生じる手数料

この手数料を支払う為に、仮想通貨が必要になるので、仮想通貨を購入しておきます。

多くの場合、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されるため、イーサリアム（ETH）を購入しておくことをおススメします。

仮想通貨をウォレットに送金

NFT購入時同様に、仮想通貨をウォレットに送金します。

送金先を間違えると仮想通貨を失う可能性もあるため、少額で確認した上で、必要な金額を送金した方が良いです。

NFTアートの出品

最後に、マーケットプレイスにログインし、作成したデジタルアートをアップロードします。

そして、販売条件など出品に必要な設定を行います。

以上の手続きで出品が完了となります。

まとめ

今回は、NFTについて解説しました。